後発医薬品カルバトール.NAVI

2次性が多い新生児けいれんと部分発作にはカルバトール

てんかんには、原因不明の特発性てんかんと脳の損傷や障害により発症する2次性(症候性)てんかんがあり、焦点部位の位置により部分発作と全般発作があり、更に部分発作の中に単純部分発作と複雑部分発作に細分化されています。
新生児けいれんは、全新生児の約0.2~0.4%が発症しており、特に低出生体重児と呼ばれる未熟児の発症率が約9~20%と高くなっています。
一般的に新生児けいれんは、発症起因として何らかの基礎疾患がある2次性てんかんが多く、低酸素性虚血性や脳症頭蓋内出血、脳損傷、脳奇形、代謝異常、感染症などが発症起因となっています。
2次性のものが多いとされる新生児けいれんの中には、発症起因が不明の特発性全般てんかんに分類されている良性新生児家族性けいれんや良性新生児けいれんがあります。
特に良性新生児家族性けいれんは、両親の一方がこの疾患
の既往歴があれば約50%の確率で発症する遺伝性のてんかんであり、患者の約40%が生後5日目前後に発症し、けいれん発作や無呼吸発作などの発作症状を発現します。
この疾患患者の約70%が、生後6週間以内に発作がおさまるとされ、運動障害や知的障害など後遺症は無いとされています。
新生児の治療は、保育器やインファント・ウォーマーに収容し、心拍や血圧、尿量測定などのバイタルチェックを行います。
一般的には、原疾患の治療と合わせて低血糖症や低カルシウム血症、低マグネシウム血症、低ナトリウム血症、ピリドキシン依存症などに対応します。
けいれんの症状を緩和する為に、カルバトールやジアゼパムなどの抗けいれん薬の投与を行います。
カルバトールは、カルバマゼピンを主成分とする抗てんかん薬であり、先発薬であるテグレートのジェネリック医薬品です。
一般的にカルバトールは、部分発作の治療薬として処方され、全般発作への処方は症状を悪化させるとして控えられています。